乾徳山テント泊にて夜景を拝む

クリスマスの三連休、都会の喧騒を離れ久々に山に入ろうと思いたち、以前日帰りで登った時に眺望がよかった乾徳山へテント泊にて登ってきました。

登山口へのアクセス

新宿から特急あずさに乗り山梨市駅下車。
山梨市駅よりバスで乾徳山登山口へ。

参考 : 乾徳山への電車とバスでのアクセス方法 : culmina.jp

コースタイム

1日目:乾徳山登山口→銀水晶→国師ヶ原→月見岩→テント泊
2日目:月見岩→乾徳山山頂→月見岩→道満山→乾徳山登山口

1日目
11:20 乾徳山登山口(バス停)
11:50 乾徳山登山口
13:30 銀水晶(上流)
13:40 国師ヶ原
14:15 月見岩(扇沢)

2日目
7:50 月見岩(扇沢)
8:30 鳳岩
8:33 乾徳山山頂
9:15 月見岩(扇沢)
↓ 珈琲タイム・テント撤収
9:50 月見岩(扇沢)
10:50 道満山
11:35 乾徳山登山口(バス停)

※  ※  ※  ※  ※

[08:30]新宿駅

山梨市駅までは京王線で高尾まで行きそこからJRに乗り換える方が交通費が圧倒的に安いんですけれども、前日用事があってほとんど睡眠が取れておらず、移動で疲れたくないってのがあったので贅沢して8時半ちょうどのあずさ7号で私は私は旅立ちます。

[10:10]山梨市駅

定刻通りに山梨市駅へ到着。
ここから10:21発の西沢渓谷線バスに乗車します。

遅い時間だけあり登山客は自分ともう一人テント泊の人がいただけでした。

[10:50]乾徳山登山口バス停

登山口にはトイレがあります。
ドタバタしていて山の服装ですらなかったのでここで着替え。
なんだかんだで30分程グダグダして出発。

[11:50]乾徳山登山口

30分ほど歩いて乾徳山登山口へ。
車でのアクセスの場合バス停よりも上の場所に駐車場があるため、距離を短縮する事ができます。

清々しい冬の青空

少し前に新調したブラックダイヤモンドのポールも軽くて調子が良いです。
これは別途レビューを書きます。

国師ヶ原までの登山道はそれなりに急で、テオン泊の重装備だとちときつい・・・。

[13:30]銀水晶 上流

乾徳山の水場である銀水晶に到着。
地図上ですと銀水晶は上流と下流の2箇所があるんですけど、下流はほとんど枯れていて水が取れません。

冬場で上流も枯れていたらどうしようかと思っていましたが、沢山でていて問題ありませんでした。
ここで飲水を確保です。

国師ヶ岳をすぎると富士山が見えてきました。

[14:15]月見岩(扇沢)

本日の幕営地に到着しました。

平らなイメージが強かったのですが、一人分のテントがまっすぐに引ける場所は少なく。
ちょっと歩き回ってここぞという場所に決定。

どんっ!

どんっ!!

幕営完了。
本日ここからの絶景を独り占めです。

設営後頂上まで登る時間もあったんですけど、それよりもゆっくりと夕暮れの景色を楽しむことにしました。

夕日にてらされる草が綺麗。

登山客もいなくなり、周りには自分一人。
完全な静寂が訪れていました。

綺麗だったなぁーーーー。

夕飯はセブンイレブンのおでん。
温めながら箸がない事に気が付き、急遽木の枝をナイフで削って箸を作りました。

おでんおいしい。

そして山の上の風の強い場所となって糞寒いのでさっさとテントに入って眠る事に。

あとは夜中の夜景を楽しみに・・・。

20時過ぎに目が冷めてテントの外に出るとこの星空。

合わせててカメラをセッティングしました。

星景を見るのが好きなくせして相変わらず星座はよくわからんのですが。

そしてクリスマスイブの街の夜景はこんな感じ。

富士山どん!

この景色が見たかった!!

良かった良かった。

寒いのでさっさと撤収してふたたび夢の中へ。

夜中はキーキー!って鳴き声が山の中から聞こえていました。
鹿でしょうか、猿でしょうか。

[二日目]

お茶飲もうと思ったら凍ってました。
どおりで寒いわけだわ。

[07:45]扇沢

時刻は7時45分。
寒くて寒くて完全に寝すぎました。

朝焼けを見たかったんだけれども完全に爆睡しておりました。

バスの時間も気になるのでテントはこのままに、急いで山頂を目指すことに。

乾徳山は登山道が変化に富んでいて楽しいです。

霧氷も見れました。

乾徳山といえばこれ。鳳岩!

高低差のあり楽しい鎖場です。

[08:30]乾徳山山頂

鳳岩を登りきるとそこは山頂
ガスってて展望はなく・・・。

寒くて寒くてお賽銭も凍っておりました。
バスの時間が差し迫っていたので急いで降ります。

太陽がこんにちは。

扇沢までの下山途中に霧が晴れて南アルプスがくっきり見えました!

最近は宇多田ヒカルのCMの影響があり、山で壮大な景色を見ると「ありがとーーー!!!」って叫びたくなります。

ありがとーーーーー!

富士山もこんにちは。

幻想的な雲の上の世界がそこにはありました。

扇沢に戻りテントを撤収。

コースタイムを見るとバスの時刻まで30分ほどの余裕があったので、珈琲を飲むことに。
最近買ったキャプテンスタッグの黒シェラフにて。
人気商品でネットではプレミアム価格がついている代物。カッコイイ。

ただこのコーヒーブレイク、後にやらなきゃ良かったと後悔しました。
下山に思いの外時間がかかったからです。

下山に利用したのは道満山を越える道満尾根コース。
地図によるコースタイムがバス停まで1時間55分だったのでそんなにかからないだろうと高を括っていたのですが

いざ歩いていみると、これがあまり利用されていない登山道のようで、落ち葉が積もっていて登山道がどうなってるかさっぱりわからないんです。

葉っぱの下には草があったり、ものすごいぬかるんでいたり。

それで3回もすっ転びました。
登山道も傾斜がきついことから慎重にしか歩くことができず。

この道おすすめできません。

そして差し迫るバスの時刻に焦りながらの下山。

「なんで俺はコーヒーなんか飲んだんや・・・」って心で叫びました。

11時48分のバスに乗れないと、その後のバスが15時36分だからです。

[10:50]道満山山頂

ピークハントー!
はい、急げ急げ。

[11:25]鹿除けゲート

標識によるとここからバス停まで7分って書いてあるけど、まぁそんな時間がつきません。

登山道にある標識って地元民の足の感覚で書かれているのが多く、だいたいそれより時間がかかるイメージ。

[11:38]乾徳山登山口バス停

バス停に10分前に到着。

いやー焦った焦った。
ここで水を捨てて、ポールを片付けて、登山口からサンダルに履き替えてなんてやってたら、ちょうどバスが来ました。

兎にも角にも間に合って良かった。

乾徳山は都心からだと日帰り圏内の山なんでテント泊する人も少ないかと思いますが、
夜景と富士山ってサイコーの景色が待っているのでゆっくり二日間かけるのもおすすめです。

次はどの山へ登ろう。

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