西岳から東鎌尾根を越えて槍ヶ岳へ – 北アルプス 表銀座縦走 Day 3-

8月のお盆の休みを利用して北アルプスの中房温泉から槍ヶ岳へと続く通称「表銀座」を4泊5日テント泊にて縦走してきました。

中房温泉からスタートし燕岳、大天井岳、槍ヶ岳と越えて上高地へと向かうコースです。

3日目となる今日はヒュッテ西岳を出発し、東鎌尾根を越えて名峰槍ヶ岳へと向かいました。
ヒュッテ西岳のテント場で隣のテントを構えている人が「東鎌尾根は危ない危ない」って何度も行ってたので若干不安のあったこのコース。
ちょっと危ない箇所もありましたが気をつければ問題の無いレベルで、面白かったです。

標高グラフ

コースタイム

[04:30]ヒュッテ西岳出発
[05:40]水俣乗越
[08:20]ヒュッテ大槍
[09:50]槍ヶ岳山荘
↓ (テント設営・休憩)
[12:05]槍ヶ岳登頂開始
[12:50]槍ヶ岳山頂
[13:30]槍ヶ岳山荘

※  ※  ※  ※  ※

[04:30]ヒュッテ西岳

まだ明るくなる前の日の出前にヒュッテ西岳を出発することに。
凄く天候が良かったので、西岳で日の出を見てから槍ヶ岳を目指すって選択肢もあったのですが、今回は槍ヶ岳山荘のテン場に泊まりたかったので早めに出ることに。
事前の情報では前日は10:30でテン場がいっぱいになったようで。

そうすると、山小屋泊か少し下った殺生ヒュッテのテント場を利用する事になるので、ここは急いで行きたいなと。

少し歩くとヘッドライトも不要になり、山々にも日が差しました。

最高に綺麗な瞬間。

やっぱり山は日の出の時間が一番綺麗ですね。

懸念していた登山道はというと、長めのハシゴとかは何箇所かあったもの、前半箇所はそれほど危ないところは無く。
水俣乗越まではひたすら下る感じでした。

[05:40]水俣乗越

歩きはじめてから1時間10分ほどで水俣乗越へ。
ちょうど西岳と槍ヶ岳の股の部分で、ここからはアップダウンを繰り返しつつも、高度を上げていく感じです。

一番長かったハシゴ。
ここで一眼レフのカバーを落としました。あいやぁ。

山を超えるガス。
非日常的な風景。

槍ヶ岳は見えているものの、結構傾斜とか階段とかキツイて、荷物を背負った身体には堪えました。。
コースタイム以上に時間がかかってバテちゃってバテちゃって。

それでも癒やしの風景が広がってるのでガンバレました。

[08:20]ヒュッテ大槍

バッテバテでヒュッテ大槍に到着。
水分を補給し、トイレを利用し、なんだかんだで30分の長めの休憩を取りました。

そしてこっから槍ヶ岳山荘までの東鎌尾根が結構痩せていて怖かったです。
特に荷物が重いで背中の安定感が取れず。

痩せ尾根と事前にしっていたら、ヒュッテ大槍から降りた尾根沿いじゃないルートを利用していたかもしれません。

疲れと、痩せ尾根の緊張であまり写真は撮れていません。

残りのメートル表示を励みにひーこらひーこら山小屋を目指します。

[09:50]槍ヶ岳山荘

なんとか肩の小屋に到着!
休む間もなく急いでテントの受付をします。

槍ヶ岳山荘のテント場は、完全にサイト制でそれぞれの場所にナンバーが振られており管理されています。
無理やり詰めてギューギューにするのではなく、サイトが埋まったらそれで受付終了。
山小屋でこの方法を取ってるとかって凄く珍しいと思います。

幸いまだ空きがありました。良かったよかった。

これがテント場。

2年前に来た時は天候が悪くて山小屋に泊まったので始めてのテン場です。
うっきうきです。

[12:05]槍ヶ岳登頂開始

ずっとガスっていたのですけど、午後から少しガスが取れるって天気予報だったのでそれに合わせて登頂開始。

頂上付近はどうしても渋滞してしまいます。

最後のハシゴを登って・・・・

さんちょー!!!!
ガッスガスw
でもいいのです。槍ヶ岳ならではの達成感があります。

下山時には少しガスが取れました。
それにしてもこの立派な山小屋、どうやって建築材を運んだんでしょうね。

こんな立派な景色が見れるカウンター席そうそうないわ。

ここから見える鷲羽岳方面の景色も相当綺麗です。

また、剣岳の方にも行きたいなぁと思った山行3日めでした。

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