国内の板金屋さんが趣味のアウトドアが高じて作成した笑’sブランドのコンパクトな焚火台、A-4君を購入しました。
焚火台については2014年に、北欧ブランドのPopUP GRILLとPICO GRILLを購入して愛用しています。
どちらも軽量コンパクトで自動車を持たず全てザックで背負う僕のキャンプスタイルととても良くあっています。
これに加えて今回新たに笑’sブランドのA-4君という製品を購入しました。
なぜ購入したのか
すでに2つも焚火台を持っているのに何故買い足したかにははっきりとした理由があります。
PopUP GRILLとPICO GRILLどちらも地面へのインパクトが強く、特定の場所では使用できない(したくない)と思ったからです。
地面へのインパクトとは
焚火台は上空に向かっての放熱の他に、地面に向かっても放熱がされます。当然焚火台から近ければ近いほど熱いので、焚火台が地面に対して低いとそれだけ地面が熱を持つことになります。
これが地面へのインパクトです。
もし焚火台の下が土や砂利であれば特に問題は無いのですが、芝生等の草の場合にはインパクトの強い焚火台を使用すると草が焦げてしまいます。実際に以前、千葉県にある森の牧場キャンプ場でPico Grillを使用した場合に焦がしてしまいました。
また、Pico Grillはこの放熱が特に多く、目の前で足を伸ばして座っていたところ、靴のゴム部分が一部溶けてしまいました。
購入するうえでの条件は
焚火は大好きですが、自分のせいで焦げて一部十円ハゲのようになってしまった草木を見ると良い気分もせず、草原のキャンプ場でも問題なく使える焚火台が一つ必要だなと感じました。購入にあたって検討した条件は下記の2つです。
- 地面への放熱が少ない。
- 収納時にできるだけ小さくなる。
オートキャンパー御用達のスノーピークの焚火台も、よくよく調べてみると地面への放熱対策をするには様々なオプション製品を買わなくてはいけないらしく、どれもセレブ価格。
なによりも大きくて非常に重量があるので却下。
ザック一つを担いでキャンプに向かう私とは製品の方向性が違います。ユニフレームの焚火台もどうやら焦げるとの情報あり。そして重い。でかい。
A-4君が希望どおりの製品だった
大手アウトドアブランドの製品が条件から外れる中、見つかったのがこの笑’sのA-4君です。
笑’sブランドのオーナーは本業が板金屋で、趣味のキャンプと本業が合わさって作ったというだけあり、製品に強い拘りを感じます。笑’sのホームページには焚火台について以下の様に書いてあります。
笑’s製品の特長は、焚火熱から地表面を保護する“ローインパクト性”と、焚火熱で壊れやすい溶接や蝶番ヒンジを使わない“耐久性”、熟練した板金技術から生まれた“簡易組立機能と収納性”です。
こんな製品が欲しかった!
AmazonでちょうどA-4君と、グリルプレートと頑丈なロストルがセットになった製品が売っていのでこれを購入しました。
組み立ててみた
組立自体はシンプルで、たたまれた鉄をパタパタと開いて、いくつかの板を差し込んでおしまい。
取説無しでも1分以内の組み立てが可能です。少し鋭利な部分があるので組み立て時は軍手を付けることが推奨されています。
製品はかなりがっつりしていて上部な作りです。
サイドに窓が設置されていて開くようにできています。
焼き肉とかやってて炭を足したいときに上部のプレートを外さなくてもここから入れられる仕組み。
大事な大事なコンパクト性。
オプションのグリルプレートも一緒に写真のとおり全てを収納して写真のサイズに収まります。
サイズは製品名の通りコピー用紙のA4と同じ。厚さは1.5cmぐらいかな。
この大きさになっちゃうことが驚きです。
唯一の残念な点・・・。
かなり重いです。
これだけ小さくなるから余計にその重さも強く感じちゃうんですけどね。
かなり考えこまれて作られた収納性で、A4サイズに収納したときにそれはもうがっつりと鉄の塊です。
重量3キロあります。僕の持ってる山岳用テントより重いです。
でもいいんです。大きい製品はザックに入らないけど、重い製品は気合を入れればいいだけですから。
500ミリ缶のビール6本担いでると考えればいいってことよ!
実際に使ってみて
精進湖の洪庵キャンプ場がデビュー戦となりました。
直火OKのキャンプ上で、地面へのダメージとか考えなくて良い場所ですけどね。
このグリルプレート、ポイント高いです。これまでスーパーで売ってる網を使っていたんですけど、時々焼いてる肉やら野菜やらが落ちちゃってションボリな気分になったりしたんですけど、これなら落ちません。エノキが焼けます。
ちょっと重いけど、コンパクトで地面へのダメージも少なくてお勧めです。