GWのスタートに東京都の最高峰雲取山にテント泊してきました。
東京都の奥多摩地区にある雲取山は標高2017.1メートルと、まさに今年を代表する山です。
GWに入り雪も溶けているようなので久々のテント泊の山行としてこの山を選びんで登ってきました。
この山に登るのはこれで3回目。
いずれも宿泊で、1回目は雲取山荘でのテント泊、2回目は雲取山避難小屋に泊まりました。
今回は奥多摩方面から登るルートで一番手前にある奥多摩小屋でのテント泊を選びました。
ここから見える山々の景色が素敵で、過去2回の山行の時に「こんどはここで泊まってみたいなぁ」って思ってた場所です。
ルートは奥多摩方面の鴨沢バス停からのピストンです。
久々にガッツリ背負っての登山は辛かった(^_^;)
登山口へのアクセス
電車で奥多摩駅へ。
そこからバスに乗り換え鴨沢下車。
参考 : 雲取山への電車とバスでのアクセス方法 | Culmina
今回のコースとタイム
1日目
[10:00]鴨沢バス停
[10:45]村営登山者駐車場
[13:30]七ッ石山方面への分岐
[14:15]ブナ坂
[14:50]奥多摩小屋
2日目
[07:00]奥多摩小屋出発
[07:50]雲取山山頂
[09:10]奥多摩小屋到着
↓テント撤収
[09:30]奥多摩小屋出発
[12:15]鴨沢バス停
※ ※ ※ ※ ※
ゴールデンウィーク初日の日は新宿からの電車も多くの登山客で混み合い、御嶽駅に到着するまでは席が空くこともありませんでした。
自分たちは新宿から座れたのでよかったですけど、ここで奥多摩つくまで立ちだと無駄に体力を消耗しますね。寝れないし。
奥多摩についてからはトイレに目もくれずバスに乗車。臨時便が出ていました。
[10:00]鴨沢バス停
バス停到着。
このバス停にはトイレもあります。
ここでトイレと登山の準備をしていざ出発。
やっぱり山は気持ち良いなぁー!!
そう言えばバス停から登山ルートに入る所で、雑誌PEAKSがアンケートを取ってました。
お題は「ソロ山行の魅力とは」。
今回はソロではなかったのですが答えることに。
写真パシャパシャ取られて、これ雑誌に載りますとの事なので、ドキドキです。
30分程歩くと村営登山者駐車場に到着します。
自動車でアクセスする登山客は30分巻けるわけです。鴨沢からこの駐車場まで傾斜がそれなりにキツイのでこの区間を省けるのは羨ましい。
この駐車場でシールを貰いました。
今年を記念するシール。やった!
山道をどんどん登っていきます。
テントに寝袋に食料と水と撮影機材、それにワイン一本を背負った背中はなかなかヘビー。
あと雲取山って地図のポイントとなる場所が少ないんで、自分のペースが早いのか遅いのかも分かりづらいですね。
水場に到着。
軽く口に含みましたが冷たくて美味しい。
[13:30]七ッ石山方面への分岐
ひーひー言いながら七ッ石山への分岐に。
ここで七ツ石のピークを目指すか、巻いて雲取山を急ぐか。
分岐から先の傾斜がかなりキツイ事はすでに経験済みで、今回すでに標準コースタイムからも遅れている事から巻いて雲取山を目指すことに。
七ッ石山よ、また次の機会に会おう!!
ブナ坂を越えて稜線へ。
ここまで来れば後はキツイ傾斜も無く気持ちのよい景色が広がります。
くねくねに曲がった特徴ある木 通称「ダンシングツリー」もご顕在。
気持ちいいなー。
[14:50]奥多摩小屋
標準コースタイムよりも遅れること30分。目的地の奥多摩小屋に到着しました。
到着が遅かった事から既に多くのテントで賑わっていました。
風が少し出ていた事もあり、自分たちは稜線から少し下った林間サイトに幕営する事に。
他の人に気を使わなくて良い、いい陣取りでした。
テントを張ったら奥多摩小屋に幕営料を支払いに。
お一人様500円。
通常のテントサイトだとテントに支払い済みを示す紙とか付けるもんですが、ここは無く。
払うか払わないかは良心に任されてる感じです。
トイレは奥多摩小屋のすぐ隣。
ボットン式でお世辞にも綺麗ではありません。
それと、トイレットペーパーが無いので注意が必要です。
水場は今回利用しませんでしたが、少し下った所にありました。
到着時間が早かれば荷物をデポってこの日のうちに雲取山山頂までピストンしようかと考えていましたが、時間も体力も無かったのでさっさと食事にする事に。
夕日を浴びるテントが美しい。
夕飯はスーパーで買ったレトルト食品を尾西のアルファ米にぶっかけていただくことに。
このレトルト食品安い割に美味しかった。
夕焼け空の山々。
これもまた東京。
みんな以外と早寝なのか、日没後あまりテントの明かりは灯されていませんでした。
ワインをガバガバ飲んで、鹿の鳴き声を聞きながらスヤスヤ・・・。
午前2時。
ゴソゴソとテントから外に出て、空を確認。
雲は出ていなく、星がよく見える。
よし撮影だ!
って事で、一眼レフと三脚を取り出して撮影を。
富士山も写り大変綺麗な星空でした。
僕にとって星空の撮影は泊まりでの山行の楽しみの一つです。
自然に2時頃に目が冷めちゃうからね。
[04:50]日の出
太陽は森の茂みから現れます。
新しい朝がきた!希望の朝だ!
うっすらとした世界。
富士山が綺麗。
サイコーな林間サイト。
朝ごはんを食べてテントはそのままに、貴重品と必要な荷物だけ持って出発。
奥多摩小屋から雲取山山頂までの傾斜は結構キツイです。
荷物が少ないからいいものの、ここをザック背負って登るのはかなり体力を消耗します。
雲取山荘テント泊の時よく頑張ったなって印象。
避難小屋が見えてきました。
[07:50]雲取山山頂
山頂到着!
2017年を記念して昨年末に設置された石碑も拝むことができました。
立派立派!!
こんなのも立っていました。
避難小屋からの風景。
綺麗だなーーー!
そこからテント場に戻り、さくっと撤収してひたすら下山です。
ワンコを見たり
女子大生っぽいワンゲル部を見ながらひたすら下山。
単調な道なのでなかなかキツイ。
そして、山と高原地図の時間がどうも間違っているんですよ。
僕の持っているのは2015年版なんですけど、
奥多摩小屋→ブナ坂 20分
って記載がある所は、普通のペースだと絶対に25分かかりますし
七ッ岩山分岐→堂所 25分
ってところもそんなタイムでは歩けません。
そして堂所のマッピング位置が間違っています。
奥多摩小屋から鴨沢バス停までの下山の標準コースが2時間55分となっていて、バスの時刻を逆算して出発しているのですが、ここで
「ヤバイ、この地図のタイムかなり辛い」
ってなり焦ります。
というか無理だと諦めます。
それくらい時間が間違っています。
最新版がどうなっているか分かりませんが、かなり駆け足で降りてる人が多かった所をみると、未だに直っていないのかもしれません。
僕達は途中で諦めて、次(1時間20分後)のバスに乗るつもりでペースを落として歩いていました。
ただ、結果的に2時間45分で鴨沢まで到着できました。
堂所から村営駐車場までの下山が1時間20分と記載されていますが、そこがそんなにかからないんですね。
なにはともあれ助かった。
鴨沢バス停にて。
奥多摩駅到着。
奥多摩駅についてからは もえぎの湯に向かいました。
いつ行っても登山客と氷川キャンプ場のキャンパーで賑わっており、芋洗い状態で温泉にはいろいろ浮いちゃってるんですけど、それでもさっぱりスッキリ。
よい山行でした。