お盆の連休を利用して八ヶ岳を南から北まで3泊4日のテント泊で縦走してきました。
2日目のこの日は、キレット小屋を起点に赤岳・横岳・硫黄岳・天狗岳と経てこの日のテント場である白駒池まで歩きました。
八ヶ岳の一番人気と思われる稜線歩きはとても気持ちよかったです。
※ ※ ※ ※ ※
[04:20]キレット小屋
早朝、日が上る前のうっすらとした時間に出発開始。
今日のルートは比較的長め。
少し歩くと赤岳の方角がかなり明るくなってきた。
うっすらとした霧がきれい。
赤岳に向かう途中にはガレ場が。
登りだったから良かったけれども、これを下るのはかなり怖いと思う。
上から見下ろすとこんな感じです。
だいぶ高度も上がり、昨日上ってきた山々が姿を表しました。
おはよーたいよー!
本日のこわいはしご。
こちらも登りだったからまだよいものの、上から見下ろすとそのまま谷底に繋がっているようで、下りはさらに怖いだろうなって思った。
この時間の空の色や、山の光の辺り方が本当にきれいでついつい何枚も写真を撮ってしまいます。
赤岳山頂までもう少し!
[06:00]赤岳山頂
山頂!
数日前にも来た場所ですが今回は重いテントを背負っての登頂となりました。
山頂には山小屋泊の人が何人もその景色を楽しんでいました。
遠方にはうっすらと富士山も見えます。
「太陽よりも俺の頭の方が輝いてるだろ!がっはっは!」
とハゲ親父。かっこいいぜハゲ親父!
これから横岳・硫黄岳へと向かう途中の稜線。
気持ち良さそう!!
くまもん地蔵。かわゆい。
霧の中へ向かう。
ブロッケン現象が出ました。
らっきーらっきー!
歩いていて本当に気持ちのよい稜線。
ここは北アルプスの表銀座に負けてません。
[07:50]横岳
さくさく歩いていきます。
ともかく景色が素晴らしいので歩いていて疲れを感じません。
ここ昨日ガスガスの中歩かなくて本当に良かった。
アドバイスをくれたおっちゃんに感謝感謝です。
ちょっと危ない鎖場。
[08;20]硫黄岳山荘
体力的には問題ないのだけれども水の量が若干気になり始めました。
今回のコースの場合、キレット小屋の水場もかれているため、実質的に編笠山の青年小屋以降、根石岳小屋までコースタイム8時間水場がありません。
稜線沿いの山小屋で買えばいいんですけどね。
赤岳の小屋は500円とかなり高額でした。
硫黄岳へ向かう道。
立派なケルンがたくさんあります。
[08:45]硫黄岳
この山は前に本沢温泉に泊まったときに登ったんですけど、そのときはものすごい霧で何も見えず、晴れていたらこんなに立派に山々が見えるのかと驚きました。
さらに北上し天狗岳を目指します。
右下に見えるのは夏沢峠の山びこ荘です。
[10:00]根石岳山荘
歩き始めて5時間半。
東天狗岳手前にある根石岳山荘へ到着。
ここで、お昼ご飯にすることにしました。
至福の牛丼。うまうま。
ここからさらに5時間以上歩くのでシャリバテが怖くて追加でラーメンも食べました。
ここの山荘には水場があります。
結構豊富なようでお風呂とかもやっているみたいです。
ここで水分補給。
かなり水分摂取を絞っていたせいか、熱中症になっていたいようで、ものすごい量の水をがぶ飲みしてしまいました。
ハイドレーションを確認したらギリギリのところでした。
水分管理大事ですね。
ご飯をがっつり食べて天狗岳へ。
初日もそうでしたけど、夏の八ヶ岳は10時過ぎるとガスりやすいのかもしれません。
[11:35]東天狗岳
がっすがす。
ここでデポって西天狗岳を目指しました。
[11:50]西天狗岳
東から西の間に霧が晴れたので山頂が期待できるなーって思いながら歩いてたんですけど、山頂に到着する頃にはふたたびガッスガス。
往復30分ほどで東天狗に戻り高見石まで400メートル程下ります。
下るとそこは森のなか。
苔が綺麗。
[14:35]高見石小屋
なかなか良い雰囲気の山小屋。
ここでも幕営が出来るのですが無料の水場が無いので湖までおりることに。
高見石小屋からは白駒池が見えます。
もうちょっと降らなければ。
[15:20]青苔荘 白駒池キャンプ指定地
本日の目的地到着!
約11時間で着きました。
キャンプ場は車が泊めれる駐車場から歩いて15分程度なので、登山客の他にもファミリーキャンパーもそれなりにいました。
隣のサイトにテントを張った家族は、娘さん二人と両親でお母さんが「久しぶりだねぇ、ふたりとも大きくなったからテントが小さいねえ」なんて話しててなんだかほっこり。
ワインが1200円と安かったので一本買ってぐびぐび。
おいしー!
湖畔のキャンプ場って良いですね。
この日も19時ぐらいに消灯し、翌日に備えました。
続く。